ときめきファミリー歯科・矯正歯科の治療案内

歯医者は怖い所というイメージがあるので、いろいろご不安な方もいらっしゃるかと思います。

当歯科医院では、少しでも不安・緊張を和らげていただけるよう、前もって、医院の考え、今後の診療の流れなどをお伝えしたいと思います。

今後も、ご不明な点は、ご遠慮なさらず何なりとスタッフ、担当医にお尋ね下さい。

皆様に安心して通院していただけることがメンバー一同の願いです。

基本方針

予防を重視しています

従来型の歯科治療は、むし歯や歯周病による痛みなどの症状を取るために、歯を削ったり、抜いたり、歯石を取ったりがほとんどです。したがって、むし歯や歯周病になった原因を考え、予防するといったことはあまりしてきませんでした。その結果、一度治したはずの歯がまたむし歯になったり、せっかく費用をかけて治した歯が思いのほかもたなかったりといったことを経験された方もいらっしゃるかと思います。

当歯科医院では、むし歯や歯周病になった原因をよく考えてもらい、治療した歯を再治療しなくてすむよう、また健全な歯をそのまま長くもたせるよう、予防していく姿勢がとても大事だと考えており、そのための取り組みをさまざま行なっています。

できるだけ痛みが少ないように気をつけます

歯医者から足が遠のく大きな理由は「治療が痛いのでは・・・・」という不安・恐怖ではないかと思います。当歯科医院では、治療に際しできるだけ痛みが少ないよう、例えば注射麻酔の際には表面麻酔を必ず行なうといった配慮を行なっています。

また、これから行なわれる治療内容がわからないと、より一層不安が高まり、痛みが増すものです。そういったことがないよう、治療の前に、治療内容の説明をきちんと行ないます

もし、説明が不十分であるとお感じになりましたら、ご遠慮なくおっしゃって下さい。

治療の流れ

予防重視の診療スタイルのため、以下4つのキーワードが、当歯科医院の治療の基本的な流れとなります。

知る

まず、ご自分の状況をしっかりと把握していただくことが大切です。そのため、必要な検査を実施します。

検査項目は、レントゲン写真(お口の中全体を診るパノラマX線写真と細部を診るデンタルX線写真)、記録写真(お口の中とお顔の写真撮影)、むし歯、歯周病検査、歯垢の細菌検査、口唇力検査、咬合力検査、口臭検査、唾液検査などです。その方の状況に応じて、必要な検査を提示させていただきます。

検査結果については、パソコン等を用いてわかりやすくご説明致します。

勉強する

次に、むし歯・歯周病について勉強していただきます。

どんな病気でも、克服する一番の方法はその病気についてよく理解することです。

むし歯も歯周病も細菌が引き起こす感染症です。現在は、どちらの病気も原因・治し方についての理解がほぼ確立しています。

病気をしっかり理解することで、効果的に治療をすすめることができます。


治す

むし歯・歯周病は感染症であると同時に生活習慣病という側面をもっています。皆様の普段の生活習慣がむし歯・歯周病の発生・悪化に影響を与えているということです。食事・間食の摂取方法やブラッシング方法が問題となるのはもちろん、ストレスや睡眠状況なども免疫力を介して影響します。

「治療はおまかせ」という受身の姿勢ではなく、「自分で治す」積極的な気持ちをもっていただけると嬉しいです。

是非、協同作業で、むし歯・歯周病に打ち勝ちましょう!

守る

当歯科医院では治療が終了すると、歯の健康を守るプロセスに移っていただくことをお勧めしています。実は、ご自分の歯の健康を守る一番の秘訣がこの守る治療です。

逆に、今までの歯科治療システムで歯を守れなかった最大の理由が、「歯が悪くなったら来てください」と言って治療を終了してしまい、本当に悪くなってからの治療の繰り返しによって徐々に歯が弱くなっていったからなのです。

当歯科医院では、「歯が悪くならないように」受診していただき、メインテナンスと呼ばれる定期的な検診とお口のクリーニングを受けていただくことで、むし歯と歯周病を一生涯予防していきたいと考えています。


一般診療・予防

光学う蝕検出装置昭和の時代、虫歯へのアプローチは「早期発見、早期治療」でしたが、それが結果的に更なる虫歯を増やすという矛盾を生じさせることになりました。そこで近年では初期虫歯(CO)を早い段階で見つけ、削らず、「虫歯の進行を防いで再石灰化を促す」予防処置重視の診療体型となってきました。当院でも極力歯を削らずに保存していくよう努めており、時には光学う蝕検出装置(図)で虫歯の進行を数値化(可視化)しながら治療の判断を行なっております。

また歯槽膿漏(歯周病)は、糖尿病、虚血性心疾患や認知症など様々な病気との関わりが報告されております。進行した歯周病は単なる歯磨きだけでは食い止めることは困難で、専門的な治療を必要とします。


細菌叢当院では位相差顕微鏡を用いて歯周ポケット内の細菌叢(写真)を実際に患者さんの目で見ていただき、日々のクリーニングの重要性を促すとともに、特定の悪い菌については投薬よる除菌も行なっております。

こういった観点から、お口の中に何か問題が起こってからでは無く、歯科医師および歯科衛生士による口腔内の定期的なメンテナンスを推奨いたします。


矯正歯科

矯正歯科矯正治療は見た目だけの問題ではありません!

日本歯科医師会と厚生労働省が推奨する「8020運動」(80歳で20本の歯を残しましょう!という取り組み)により健康寿命を延ばす働きかけがなされてきました。実際2017年の調査発表では8020達成者の割合は51.2%と半数を超えるまでとなり、今後も上昇していくものと思われます。

ただ、その達成者の「咬み合わせ」についてみてみると

正常咬合者が84.6%、上顎前突(いわゆる出っ歯)、叢生(歯のでこぼこ)、過蓋咬合(咬み込みが深い)の達成者はそれぞれ30%に満たない割合、反対咬合(受け口)、開咬(前歯に上下的な重なりが無く開いている)は何と0%でした。
【参考】8020達成者の咬合調査(竹内ら、歯科学報、2005)

2005年の調査ですので最近はもう少し違ってきている可能性はございますが、歯の喪失を防ぐには虫歯や歯周病を予防するだけでは「ダメだ!」ということが示されていると思われます。

矯正歯科正常咬合では、上顎の歯と下顎の歯が1歯対2歯の咬合(咬頭嵌合:歯の山と谷で咬み合う咬合状態)となっており、日常歯にかかる力を分散する様式になっております。

そのため歯の寿命を延ばす意味で「咬み合わせ」をしっかり整えておくことも重要だとご理解いただけたことでしょう。

当院では矯正を専門に勉強してきた先生も常駐しておりますので、歯並びに関するご相談も随時対応いたします。


小児歯科

小児歯科皆さんは新潟県が「全国一虫歯の少ない県」として20年君臨し続けていることをご存知ですか?これは新潟県が全国に先駆け「フッ素」を虫歯予防に導入したことや歯科大や歯科医師の適切な取り組みによるところが大きいと思われます。

全国的にも子供の虫歯は減ってきており、大変好ましい状況ではありますが、別の視点から見ると、近年「硬いものを食べない、繊維質の食べ物が咬みきれない」、「授業中お口をポカンと開いている」、「ゴム風船を膨らませられない」など口腔機能の発育がしっかりなされていない子の割合が増加しています。

そこで当院では、単なる虫歯予防だけではなく、乳幼児からの望ましい食生活や正しい口腔機能の獲得のための指導が必要と考え、早い段階から(乳歯が生える前から)そういった指導を心がけております。

令和3年4月より小児担当の先生も常駐となり、矯正のドクターとタッグを組んでお子さんのお口の健康についてより充実した指導が提供可能となっております。

口腔外科

口腔外科口腔外科とは、歯茎の切開や口と顎周りの外傷・腫瘍などの外科処置を行っている専門性の高い診療科で、当院には新潟大学口腔外科より月2回(主に第1、第3土曜日)先生を派遣しもらっております。

通常病院の歯科口腔外科では、かかりつけの歯医者さんからの紹介状がないと診てもらえませんので、当院で対応ができる症状かどうかの判断も可能ですし、新潟大学への紹介もスムーズに行えます。

当院では主に親知らずの抜歯や口の周りのできものの診察を行っておりますが、2019年1月よりCTも導入済みですので、難易度の高い親知らずの抜歯や埋伏歯(骨に埋まったまま出てこない歯)への対応も可能となっております。出血に対する処置には慣れておられるので、内科的に持病があって色んな薬を飲んでいたりする有病患者さんに対してもある程度細かく対応が可能です。

義歯(入れ歯)

入れ歯入れ歯はできあがって装着したら終わりではなく、使用する中で数回の調整が必要となります。

口腔内は非常に繊細な感覚器官たるが故、その調整は専門性が高く、経験が必要とされます。

その点当院では専門のベテランドクターが対応しますので安心してご相談いただければと思います。

当院では各種入れ歯(保険・自費)に対応可能となっております。

写真右はノンクラスプ義歯(自費)

各種口腔機能検査

機能検査近年、小児では「口腔機能発達不全症」、60歳を超えた高齢者では「口腔機能低下症」といった新たな症病名が追加され、歯医者で口腔機能の検査、診断を行い、口腔機能の発達不全や低下を早い段階で見つけ出し、改善していこうという動きが高まっています。

当院でも各種機能検査(下記)を実施できる体制を整え、その検査結果を踏まえた上で、成人では口腔機能の回復訓練(リハビリテーション)を、小児には機能の発達・獲得(ハビリテーション)のための指導を行っております。

そうすることが高齢者の誤嚥や痴呆の予防に繋がり、小児では正しい嚥下としっかり鼻で呼吸できる子へと導くことになると当院では考えております。


舌口唇運動機能検査

「パ、タ、カ、ラ」を連続して早く発音してもらい10秒間に言える回数をチェック

舌圧測定(低位舌)

舌圧測定舌圧測定器(写真)を用いて舌を挙上する力を測定

咬合力検査

咬合力計を用いて最大噛み締め力を測定

唾液量測定(口腔乾燥)

口腔内でガーゼを1分間咀嚼してもらい唾液ごと採取して唾液量を計測

咀嚼機能検査

咀嚼機能検査咀嚼機能検査キット(写真)を用いて咀嚼能力を数値化します。

口唇力測定

口唇力測定器を用いて口唇を閉じる筋力を測定


※他に口臭検査も行なっております。

顎関節症

顎関節症顎関節症とは、顎関節や口の開閉に付随した筋の『痛み』、顎関節の『雑音』、『開口障害』のいずれか、もしくは複合した症状のことをいいます。

その原因は、生活習慣、噛み合わせ、ストレス(精神的or機械的)等の多因子疾患と考えられていますが、最近では日常の上下顎の歯の接触時間との関わり(TCH : Tooth Contacting Habit)が重要視されています。

当然、上下の歯が接触しないと食事はできませんが、それ以外は極力接触していないことが好ましい状態となります。とりわけ「歯ぎしり」や「くいしばり」のある方は危険度が上昇しますので注意が必要ですが、意外と自覚症状が無かったりします。また、TCHは「知覚過敏」や「歯の破折」、「歯周病の進行」への影響も取り沙汰されておりますので、顎や歯の安静を図るためマウスピース(スプリント)をお勧めしています。

顎関節の専門医も常駐しておりますので、お気軽にご相談ください。

ホワイトニング

ホワイトニング歯のホワイトニングとは、特殊な薬剤を歯の表面に塗布し歯を漂白することを言います。方法としては歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と自分の家で行う「ホームホワイトニング」に大別されますが、より効果を求める場合オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うことも可能です。

違いとしては「オフィスホワイトニング」の方が即効性は高いが、効果の持続性が低い(半年程度)。対して「ホームホワイトニング」は、即効性は低いが持続性が高い(半年〜1年程度)といわれています。ただその効果を最大限に発揮させるためには、ホワイトニング前の専門的なクリーニングや処置後のメンテナンスが必須となりますので、興味のある方は当院スタッフまでお気軽にご相談ください。

なお、「ホワイトニング」は自費診療となっております。また、差し歯や修復した歯、歯の色素に先天的な変色がある方などは専門的な見解が必要となります。

※ホワイトニングにより一時的に知覚過敏の症状が出る可能性がございます。

ミラクルマウスピース

ミラクルマウスピース良質な睡眠は得られていますか?

最近では、いびき、歯ぎしり、倦怠感、ドライマウスetc.は睡眠障害として捉える傾向が高まっています。中でも閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、上を向いて寝ているとき舌が喉を塞ぎ、呼吸が止まる大変危険な状態を示す症状です。呼吸が止まる頻度により軽度~重度に大別されますが、この状態では睡眠が浅く、熟睡感が得られず、昼間でも眠くなり居眠りをすることが指摘されています。主に肥満との関係で言われることが多いのですが、骨格的に顎の小さい日本人には多く見られる症状です。

そんな症状が気になる方に、歯医者さんが考案(※1)した軽度~中等度のOSAS治療装置ミラクルマウスピース(自費診療)をお勧めします。ミラクルマウスピースは上下一体型のOA(オーラルアプライアンス)の一種で、口呼吸用の穴がない装置となります。口呼吸用の穴がないことで、口腔内を陰圧に保ち、舌の喉への沈下を防ぎ、いびきを軽減し正しい睡眠に改善します。また、歯ぎしり、口臭、ドライマウスの予防にもなり、鼻での呼吸を促します。

※1 無呼吸・口呼吸・いびき・睡眠問題研究(https://www.miraclemouthpiece.jp/
※2 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は専門医師の診断が必要です。



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